何のための「家」?
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人は、何のために住宅を購入するのでしょう?

日本じゅう、あちらこちらで建売住宅やマンションが建てられ、たくさんの人が買い求めて、そこで暮らし始めています。

しかし、そうした住まいを購入した人のほとんどが、せっかく購入したマイホームに不満をお持ちのようです。

ただ単に住めればよい、というのなら、欠陥住宅でもない限り不満なんて感じることはありません。

だけど「家」には、「単に生活すること」だけでなく、「楽しく幸せな家庭生活を送る場所」という役割があります

人は、意識しないまでも、「今よりもっと楽しくて幸福な家庭が築けるように」と夢見て、家を購入しているのです。


 相手から一方的に与えられた家

それなのに、なぜ安易に、出来上がっている住宅を購入したり、いくらかの希望を伝えるだけで、あとは、業者任せにしてしまうのでしょう。

「自分たちは設計の専門家ではないから、あまり口出しをしてはいけない」という遠慮があるのでしょうか? 「忙しいし、専門家に任せておいたほうがいい家になるだろう」と判断するからでしょうか?

じつは、相手から一方的に与えられた住宅に住んでも、楽しく幸せな家庭生活を送ることはできません

一軒一軒の家庭が、家族構成も違えば、生活習慣も違いますし、もちろん美的な趣味嗜好も違いますよね。さらに、そこに暮らす家族一人ひとりも、みんな違うのです。

一方的に与えられた住宅では、当然のことながら、それぞれの家庭に対応するようにはできていないのです。


 ひとつ、ひとつ、生活のカタチはちがう

住宅は本来、その家庭に合わせてつくられるべきですが、現状の多くはその反対です。住む人が住宅に合わせているのです。

これは、持ち家一戸建てに住むことが奨励された経済成長期に始まった傾向かもしれません。そこでは、住む人よりも、造る側の利便性が優先されています。

私たちは、これではいけないと常々考えています。

「一軒一軒、それぞれの家庭に対応できる住宅をつくること」が大切です。

そして、どのような住まいにすれば、そのご家族が楽しく幸せに、そして快適に暮らせるかを考えて住まいづくりをしています。

それには、ご家族とゆっくりと時間をかけて打ち合わせをする必要があります


 主人公は、住む人、つまりあなたです

何より大切なのは、住む人がご自身でプランを考える、ということです。

住宅建築業者は、色々なことを言います。

「建築の素人の方が、どこまでも口出しすると、アンバランスな家になるから、あとは任せてくださいね」などと。でも、それは、それ以上、住む人の話に耳を傾けるのが大変だから言っているのかもしれませんね。

やはり、何といってもご自分たちの生活習慣を誰よりもわかっているのはご本人。

私たちは、もちろんプロとして専門的な知識を持ち合わせています。そこで、専門家の立場から、アドバイスをいたします。

しかし、住まいづくりの主人公は、お客様自身であって、私たちは、あくまでも「アドバイザー」なのです。

私たちの住まいづくりの進めかたは、少し変わっているかもしれません。

打合せをじっくり何度も行うなんて、面倒だと思われるかもしれません。

しかし、これが本来の「家づくりのありかた」だと考えています。


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